本記事ではプロジェクトマネージャーの午後II(論文)対策として、
令和6年問2で出題された過去問をもとに論文例をご紹介します(有料)。
問題(令和6年問2)
過去問は試験センターから引用しています。
設問文は以下の通り。
論文骨子
論文骨子の例をご紹介します。
■設問ア
1.マネジメントに携わったプロジェクトチームの概要
1-1.プロジェクトチームの特性
O社システムインテグレータ。製造業A社の基幹システムリプレイス案件を受注。
開発チームの4名は開発畑の出身、3名は運用畑の出身。
1-2.活動を阻害するおそれのある外部環境の変化
システム開発本部の本部長の人事異動発令。
本部長は、運用畑の出身であり、運用に携わるメンバーにとっては人気があった。
3名のもと運用チームのメンバーのモチベーション低下が懸念された。
■設問イ
2.外部環境の変化への対応
2-1.悪化したプロジェクトチームの状態
開発畑・運用畑出身のリーダーの会話がかみ合わないことが増えた。
個々のメンバーの状況把握のため、1on1での面談を実施。
2-2.状況改善に向けたリーダーシップ
会話がかみ合わない際は、指示的なリーダーシップ。
積極的に議論に介入、課題の整理について助言。
運用畑出身のメンバーに対しては、支援的なリーダーシップ。
メンバー自身に心境や不安を語らせるに努め、その上で最低限の助言。
■設問ウ
3.変化への対応結果
3-1.改善したプロジェクトチームの状態と評価
かみ合わない議論は減少傾向。
メンバー中心に軌道修正ができるようになっていた。
運用畑出身のメンバーから前向きなコメントを聞き取ることができた。
3-2.外部環境への変化への対応結果
混乱の長期化を防ぐことでスケジュール遅延を防ぎ、リリース時期を維持できた。
課題対応件数の増加と、報告サイクルの短縮化により、成果と品質向上にも寄与。
論文全文について
■設問ア
1.マネジメントに携わったプロジェクトチームの概要
1-1.プロジェクトチームの特性
O社は首都圏を地盤とし、主に中小企業を顧客とする
システムインテグレータである。このたび製造業のA社
の基幹システムをリプレイスする案件を受注し、新シス
テムリリースまで約1年間のプロジェクトが発足した。
私がマネジメントに携わったプロジェクト開発チームは
7名で構成され、4名は開発畑の出身だがもう3名は半
年前の組織再編から合流した元運用チームの出身だった。
この3名は開発経験が浅いものの、ジョブローテーショ
ンによる多角的な経験を期待されて配置されていた。
続きの、論文全文を参考にされたい方は有料とはなりますが
以下記事をご参照ください。
本記事ではプロジェクトマネージャーの午後II(論文)対策として、
令和6年問2で出題された論文の骨子を紹介しました。
PM理論に代表される、リーダーシップの選択がテーマでした。
ぜひ参考にしてください。
また、他の区分・過去問の【論文の書き方】の記事については
以下リンクを参照ください。
論文の書き方 カテゴリーの記事一覧 - スタディルーム by rolerole
今後も、【論文の書き方】記事を充実して参ります。
ではそれまで。