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システム監査技術者 外部サービスを活用した運用プロセスの監査【論文例(有料)】(令和6年秋問2)

 

本記事ではシステム監査技術者の午後II(論文)対策として、

令和6年問2で出題された過去問をもとに論文例をご紹介します(有料)。

 

 

問題(令和6年問2)

過去問は試験センターから引用しています。

 

 

設問文は以下の通り。



 

 

 

論文骨子

論文骨子の例をご紹介します。

■設問ア
1.情報システムと運用プロセスにおける外部サービス
 1-1.情報システムの概要
  N社 眼鏡の製造・販売業
  対象の情報システムは物流配送システム
  オンラインサイトから配送するため、顧客個人情報を扱う
 1-2.外部サービスの位置づけと内容
  業務用ソフトウェアとしてB社パッケージを採用
  ソフトウェアの運用・保守・管理などの業務をB社に委託
■設問イ
2.外部サービスを活用した運用プロセスの監査計画
 2-1.大きいと判断したITリスク
  予備監査において、両社が定める対応策について調査
   B社・受託者:従業員教育、アクセス制御
   N社・委託元:B社に定期的な監査や報告を義務づけ
  大きいと判断したITリスク:個人情報の取り扱い
 2-2.個人情報漏洩への対応策
  B社・受託者
  ①個人情報保護法や取り扱い上の社内ルールについて
   定期的な教育を実施していること
  ②最小権限の原則に基づき、業務上必要な従業員にのみ
   アクセスを許可していること
  ③操作履歴を記録・保存し監査に備えていること
  N社・委託元
  ①インシデント発生時における両社間での通報義務や
   分担・責任・体制について明確化していること
  ②個人情報保護に関する契約条項を契約に盛りこむ
  ③定期報告会を開催し、B社より報告を受け、
   対応策の見直しを講じる機会を得る
■設問ウ
3.個人情報漏洩リスクへの対応策についての監査手続
 3-1.対応策に漏れがないかについて
  被監査部門に対してチェックシート形式の
  リスクアセスメントをもとに対応状況を確認する
 3-2.委託元としての適切なモニタリングについて
  N社とB社の定期報告会の議事録などを監査証跡として
  適切にモニタリングを継続しているかを確認する

  例えば、ある月のインシデントの中で外部からの不正
  アクセスが疑われる事象がB社より報告されていた。
  その後、N社は自身の対応策を見直し、インシデント
  種別ごとに連絡窓口を整備するほか、B社に対しても
  改善提案を求めていたことが分かった

論文全文について

■設問ア

1.情報システムと運用プロセスにおける外部サービス

 1-1.情報システムの概要

 N社は眼鏡の製造・販売を行う中堅の眼鏡メーカーで

ある。論述の対象とする情報システムは物流配送システ

ムである。ユーザからの注文をもとに在庫情報から引き

当てを行い、受注情報をもとに在庫から全国へ出荷・配

送される。

 物流配送システムはN社の基幹システムの一部を担っ

ており、N社の契約するデータセンター上に構築されて

いる。物流配送システムへは受注管理システムと在庫管

理システムからデータ連携され、出荷・配送後は出荷実

績情報が会計管理システムに連携し売上情報・在庫情報

を更新する。

 なおN社では、店頭での注文受付の他、オンラインサ

イトからの注文も受け付ける。ユーザは氏名・性別・年

齢の他、配送先住所も登録フォームより記入し、顧客情

報として管理される。

 

続きの、論文全文を参考にされたい方は有料とはなりますが

以下記事をご参照ください。

note.com

 

 

本記事ではシステム監査技術者の午後II(論文)対策として、

令和6年問2で出題された論文の骨子を紹介しました。

委託元・委託先の立場の違いを認識した対応策、

監査計画の立案を求められる問題でした。

 

また、他の区分・過去問の【論文の書き方】の記事については

以下リンクを参照ください。

論文の書き方 カテゴリーの記事一覧 - スタディルーム by rolerole

 

今後も、【論文の書き方】記事を充実して参ります。

ではそれまで。