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情報処理試験対策やIT業界への愚見・書評

プロジェクトマネージャー 午後I・午後II 出題 振り返り速報 令和6年秋

情報処理技術者試験、受験された方、お疲れ様でした。

 

本ブログでは出題予想をしておりますので、

本記事にて出題予想に対して午後I・午後IIの評価を中心に行います。

 

なお、過去問は試験センターからダウンロード可能です。

www.ipa.go.jp

 

 

午後I 振り返り

午後Iでは下記の三問が出題されました。

問1 顧客体験価値を提供するシステム開発プロジェクト
問2 プロジェクトマネジメントの計画
問3 プロジェクト計画の修整(テーラリング)

午後Iの事前の出題予想と評価は次の通りです。

 

■午後I出題予想ポイント■
1. 新規事業や顧客価値などといったST寄りの出題が出題されそう
 → 問1が顧客体験価値(UX)というキーワードであり的中。
2. アジャイル開発を前提とした出題があるかも
 → 問3が適応型開発アプローチを採用。アジャイル開発に代表的されるアプローチであり的中。
3. チームやステークホルダ管理が出そう
 → 問2の設問2に「マネジメント組織の検討」、問3の設問2に「チームのマネジメント計画」が出題され的中。

 

なお、過去5年分の過去問は下記の通りです。

過去問分析(5年分)

 

午後II 振り返り

午後IIでは下記の二問が出題されました。

問1 予測型のシステム開発プロジェクトにおけるコストのマネジメントについて
問2 メンバーの状況に応じたリーダーシップの選択について

 

 

午後IIの事前の出題予想と評価は次の通りです。

 

■午後II出題予想ポイント■
1. "変化や不確かさへの対応力"を問う出題がありそう
 → 問1が「不確かさ」に対する予測がテーマであり的中。
2. オーソドックスなQCDに関する出題があるかも
 → QCDのみをテーマとする出題は無かった。

 

 

なお、過去5年分の過去問は下記の通りです。

過去問分析(5年分)

 

総評

  • 令和2年度より傾向が少し変わり、新規事業や顧客価値といったST寄りの出題が多くなっている印象で、今年も例外ではありませんでした。
    今後も、プロジェクトマネージャー区分の問題でも、戦略的な比重の高い出題が増えることが予想されます。
  • 2022年にIPAシラバスが更改された影響が徐々に表れていると思います。今後はよりアジャイル開発を前提とした問題が出題されるでしょう。
    適応型開発アプローチなど、アジャイル系の用語についてはしっかり予習・復習しておくとよいでしょう。
  • PMBOK 6 版で提唱される10の知識エリアで過去問を分析すると、チーム管理・ステークホルダ管理・コミュニケーション管理が頻出傾向にあり、今年も出題されました。
    IPA の新シラバスからも、激しい変化の波を乗り越えるためにチームメイキングが重要であると読み取れます。
  • 午後IIで、「不確かさ」は問1のメインのキーワードでもあり見事的中。QCDは令和3年に出題されたスケジュール管理以来出ておらず、今後も出ない可能性が高いかもしれません。

 

 

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それでは、ともに頑張りましょう。

 

ではそれまで。