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情報処理試験対策やIT業界への愚見・書評

高度情報処理試験対策 1カ月前にやるべきこと(残り40日!)

令和3年度の情報処理試験(4/18)まで残り40日となりました。

首都圏1都3県の緊急事態宣言の2週間延長がされましたが、更なる延長等がなければ、予想通り実施されるのではないでしょうか。(本稿執筆時点で、2021/3/21迄)

本記事では、私のITストラテジスト合格にむけたこれまでの学習状況と、残り約1カ月強で、合格に向けてどのような準備をしていけばよいかについて書いていきたいと思います。

残り1カ月で何を対策するか

まずは振り返りをしよう

人によっては、無勉でも、ここから徹底的に学習して、合格にこぎ着けることも可能と思います。

ただ、多くの人は準備を重ねて残り1カ月を迎えると思います。

そうした人に向けて残り1カ月の過ごし方を、私なりにお伝えいたします。

まず、これまでご自身がどの程度勉強に取り組めたかを振り返ることが大事と思います。

1週間に1時間しか勉強できなかった人が、1カ月前になったからと言って、突然100倍勉強できるはずがありません。

残り1カ月になったら、ある程度勉強時間を確保するつもりであったとします。

だとしても、自由な時間の少ない社会人であれば、せいぜい1.5倍~3倍くらいの時間しか確保できないのではないかと思います。

試験当日から残りの時間を逆算する

実際に、残された時間を可視化するのがよいと思います。

プロジェクト管理の運営上のコツと同じですね。

土日に勉強する時間を設けている、とします。残りの週末の数は、試験当日を含む週を除くと、5回しかありません。

残された週末(土日)

3/13, 14

3/20, 21

3/27, 28

4/3, 4

4/10, 11

4/17, 18(当日)

仮に、1回の週末で1年分の過去問を解いたとしても、5年分しか解けないことになります。

やるべきことを決める

残りの時間は限られていますから、漫然と対策してはいけません。

ここでも、これまでの自分の積み上げた対策を振り返り、より強化が必要なところに集中的に時間を割り振りましょう

より強化が必要なところが分からない、という方は、やはり過去問に触れておくことがよいでしょう。

過去問も解きっぱなしにするのではなく、解いて、採点して、参考書で検討することが重要です。

私のおススメは、過去問を解いた後、すぐに自己採点して、検討し、時間を空けて改めて検討することです。

時間を空けて再検討することで、自分の中に複数の視座を設けることができるようになります。

仮に、何度検討しても納得できない問題があったとしたら、残りの時間も少ないので、諦めるか、丸暗記して臨むと割り切ることも必要でしょう。

私の学習状況

ここで、参考までに私の学習状況を共有しておきましょう。

同様に試験に向かって勉強している方の、何らかの参考になれば幸いです。

午前対策

午前対策として、キーワードを読み込みました。それまで知らなかった知識を体系的に理解するのは楽しいです。

そのうえで、1年分の過去問を解きましたが、十分合格できる得点でした。

ですので、残り時間は、単に興味のある学習を進めます。

法律系の知識や、業務知識を系統立てて理解したいですね。実務でも応用ができそうですし。

本ブログでは、あくまで試験に合格するのをゴールに情報を発信していますが、資格試験を通じて仕事や実務に活用するのは理想的なことだとは思います。

午後I対策

過去問を眺めながら、問題文と設問・解答の特徴を掴むことをやりました。

実際に過去問を解く、ということはあまりやれていないので、残り1カ月はそれをやりたいですね。

ITストラテジストの使命は、ITシステムを活用してどう目標に向かって課題を解決していくかが重要、です。

すると、問題文を読んでいると課題らしきものが散りばめられています。

課題らしきものと設問分を照らし合わせて、キーワードを抽出して記述できれば回答することができます。

あとはそのパターン(キーワードをどうやって記述するか)を習得していくことをやりたいですね。

これは他の高度試験にも言えることですが、解答のパターンを自分のものにしていくことで、合格に近づくことができます。

午後II対策

過去問や自分自身で作成した論文を見比べながら、ITストラテジストに必要なエッセンスを抽出することをやりました。

基本的には、

  1. 経営上・あるいは組織上どんな課題や目標があるか、あるいはその背景を問うのが設問ア。
  2. 検討しなければならない条件を踏まえて、課題自体や解決方針を述べるのが設問イ。
  3. 解決方針や工夫について述べるのが設問ウ。

になることが多いと思います。

これは他の論文試験にも言えることと思いますが、設問アと設問ウは、ある程度定型要素があります。

特に設問アは、丸々自分が用意してきた論文のパーツが使えることが多いです。

設問ウは、問われていなくとも、自身の活動に対する評価や反省を入れることで、ある程度の論旨を展開することができます。

問題は設問イですね。

検討しなければならない条件」というのは、設問によって異なるので、やはり、過去、どういった点が問われているかを調べておくのがよさそうです。

たとえば、組織間の利害調整、とか。業界の状況、とか。

そういった条件ごとに、自分の論旨を展開できる論文パーツを準備しておくとよいでしょうね。

 

勉強スケジュールモデル

ちょっと忙しい方向けに、残りのスケジュールのモデルを出しておきます。

3/13, 14 過去問1年分解き、自己採点

3/20, 21 前週の自己採点と再検討

3/27, 28 過去問1年分解き、自己採点

4/3, 4 前週の自己採点と再検討

4/10, 11 総まとめ

4/17, 18(当日) 

上記ですと、結局2年分しか過去問は解けません。 

ちょっと心もとないですが、やみくもに勉強するよりも力がつくと思うので、何をしたらいいか分からなくなっている方は、是非やってみてください。

私も、基本的には上記に似たスケジュールで臨むと思います。

また、試験日が近づいたら、状況を報告し、残りの時間でやるべきことを述べます。次は、1週間前になると思います。

ともに頑張りましょう!

ではそれまで。